
WordPressは、企業サイトをはじめ多くのホームページで利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。
WordPressでは、新機能の追加や不具合の修正だけでなく、セキュリティ上の問題に対応するためのアップデートも継続的に行われています。
2026年に入ってからも、セキュリティ上の問題に対応するWordPressのアップデートが複数回公開されています。2026年9月にもセキュリティアップデートが公開され、WordPress公式からサイトを更新することが推奨されました。
一方で、企業サイトを運営していても、「WordPressの更新は制作会社に任せている」「自動的に更新されていると思う」「現在どのバージョンを使用しているか分からない」というケースもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、最近のWordPressのセキュリティアップデートをきっかけに、企業サイトを運営するうえで知っておきたいWordPressの更新と管理についてご紹介します。
WordPressのセキュリティアップデートとは?
WordPressは、ホームページを公開した後も、機能の改善や不具合の修正などのために継続的にアップデートされています。
その中には、発見されたセキュリティ上の問題に対応するためのアップデートもあります。
WordPressに限らず、継続して利用されているシステムやソフトウェアでは、公開後に新たなセキュリティ上の問題が発見されることがあります。
WordPressでも、こうした問題が確認された場合には修正が行われ、新しいバージョンとして公開されます。
直近では、2026年9月に「WordPress 7.1.2」が公開され、セキュリティ上の問題の修正が行われました。
このようにWordPressでは、必要に応じてセキュリティアップデートが公開されています。ホームページが問題なく表示されていても、セキュリティ上の問題がないとは限りません。
そのため、セキュリティアップデートが公開された際には、「自社のホームページは対象になっているのか」「必要な更新が行われているのか」を確認することが大切です。
WordPressを古い状態のまま使用するとどうなる?
WordPressのセキュリティアップデートでは、発見された脆弱性の修正が行われる場合があります。
そのため、アップデートを行わず古いバージョンを使い続けている場合、すでに修正されたセキュリティ上の問題が残った状態になる可能性があります。
こうした脆弱性などを悪用した攻撃を受けた場合、ホームページの内容を不正に書き換えられる「改ざん」や、悪意のあるプログラムを埋め込まれたり、不正なユーザーを作成されたりするなどの被害につながることがあります。
場合によっては、サイト内のデータが漏洩・破壊されたり、ホームページがほかのサイトへの攻撃に悪用されたりする可能性もあります。
WordPress公式でも、実際にサイトが侵害された際に見られる兆候として、不正なユーザーの作成や、サイトがマルウェア配布・他サイトへの攻撃に利用されるケースなどを挙げています。
企業サイトがこのような被害を受けると、ホームページを一時的に停止して調査や復旧を行う必要が生じるなど、通常のサイト運営にも影響する可能性があります。
もちろん、WordPressのバージョンが古いからといって、必ず不正アクセスや改ざんが発生するわけではありません。
しかし、修正版が公開されているにもかかわらず古い状態を使い続けることは、すでに修正されたセキュリティ上の問題を残すことにもつながります。
また、WordPressサイトでは、本体だけでなく「プラグイン」や「テーマ」にセキュリティ上の問題が発見される場合もあります。そのため、WordPress本体だけではなく、サイト全体の更新状況を適切に管理していくことが大切です。
WordPress公式も、サイトを安全に保つため、プラグインやテーマを最新に保つよう案内しています。
自社サイトのWordPressはどのように管理されていますか?
WordPressには、アップデートを自動的に適用する仕組みがあります。そのため、自分で更新作業をした覚えがなくても、セキュリティアップデートなどが自動的に適用されている場合があります。
一方で、すべての更新が必ず自動的に行われるわけではありません。WordPress本体のほか、プラグインやテーマにもそれぞれ更新があり、自動更新の設定やサーバー環境、サイトの管理方法によって対応状況は異なります。
また、制作会社や管理会社が更新作業を行っている場合もあります。
そのため、企業の担当者自身がWordPressのアップデート作業を行う必要があるとは限りません。
まずは「自社のホームページが誰によって、どのように管理されているのか」を把握しておくことが大切です。
WordPressを適切にアップデートすることは、セキュリティ上重要ですが、サイトの構成によっては、更新によってプラグインやテーマなどとの互換性に問題が生じる場合もあります。
そのため、単に「自動更新にしておけば安心」と考えるのではなく、必要なアップデートが適切に行われているかを確認することが大切です。また、更新後にホームページが正常に動作していることまで確認できる体制になっているか、この機会に自社サイトの管理状況を確認してみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
ホームページを長期間運用していると、掲載している情報の更新には気づきやすい一方で、WordPress本体やプラグインなどの管理状況については、普段あまり意識する機会がないかもしれません。
特に、ホームページを制作してから年月が経っている場合や、制作当時の担当者が変わっている場合には、現在どのように管理されているのか分からなくなっているケースも考えられます。
ホームページを継続して運用していくためには、掲載内容だけでなく、サイトを支えるシステムについても適切に管理できる状態を維持していくことが大切です。
株式会社スピリッツでは、WordPressを利用したホームページの更新・修正などについてもご相談いただけます。
「現在の管理状況が分からない」「WordPressの更新について相談したい」といった場合も、お気軽にお問い合わせください。
参照リンク・関連資料
本記事で紹介した内容について、詳しくは以下の公式資料をご参照ください。
※注記:以下は外部サイト(別タブで開きます)です。
WordPress:セキュリティアップデート関連
「WordPress 7.1.2 リリース」|WordPress.org 日本語
